L-カルニチンはエネルギー産生に役立つ

L-カルニチン

 

ピュリナワンのメタボリックには、L-カルニチンが含まれています。
その理由は、L-カルニチンにはエネルギー産生を助ける栄養素だからです。

 

L-カルニチン自体は非必須アミノ酸で、体内にあるメチオニンとリジンから合成することができます。
ただし、メチオニンとリジンは必須アミノ酸ですから、たんぱく質が不足しているキャットフードでは足りなくなっている可能性があるでしょう。

 

加齢とともに合成割合が減少する

適切なタンパク質を摂取していても、猫が高齢になってくるとメチオニンとリジンからL-カルニチンへの合成力が低下してしまいます。
そのため、若い時はスリムだった猫も、年を取ると同時に代謝が低下して肥満になるリスクがあるのです。

 

ミトコンドリアでL-カルニチンは使われる

エネルギー産生は細胞内にあるミトコンドリアでおこなわれています。
ミトコンドリアという工場にエネルギー源が持ち込まれると、それを燃焼させてエネルギーを作り出すのです。
エネルギー工場のミトコンドリアでは、脂肪酸をエネルギー源としています。
脂肪燃焼の際にL-カルニチンが豊富にあると、脂肪酸がミトコンドリアに取り込まれやすいのです。

 

体重管理に役立つL-カルニチン

キャットフードにL-カルニチンが含まれると、筋肉に適切な量のL-カルニチンが維持されるようになります。
すると工場であるミトコンドリアに脂肪酸が届けやすくなり、軽い肥満なら改善できる可能性があるでしょう。
また、L-カルニチンは筋肉に取り込まれ、適切な筋肉量を維持するためにも役立ちます。
筋肉量があればそれだけエネルギー産生量も増えるのです。

 

心臓の健康維持に役立つ

L-カルニチンの不足は、心臓病と関係があるとされています。
猫が高齢になれば当然L-カルニチンの合成力も低下してしまうため、キャットフードにL-カルニチンが含まれているものがおススメです。
L-カルニチンだけでなく、タウリンも心臓病の予防に役立つ栄養素です。

 

必須アミノ酸のタウリン

タウリン

 

人用のスタミナドリンクでは、よくタウリンが配合されています。
タウリンとは必須アミノ酸の一種で、体内では合成することができません。
不足すると疲労感が出やすいため、栄養ドリンクでは重要な栄養素だとされています。

 

猫もタウリンを合成できない

人と同じく、猫もタウリンを体内で合成できません。
不足してしまうと、猫の目の異常や、心臓疾患になりやすいです。
そのため、キャットフードには必ずタウリンが含まれています。

 

タウリンの吸収量は個体差がある

総合栄養食のキャットフードには、猫が必要なタウリンが含まれています。
しかし、猫の個体差によってタウリンの吸収量は違うため、知らなうちに猫がタウリン不足になっている可能性があるのです。
猫の加齢によっても吸収量が減りやすいため、タウリンを強化したキャットフードを選んであげるようにしましょう。

 

タウリンが多い食材

タウリンは魚介類に多い栄養素です。
貝類やタコ、イカ、カツオなどの魚介類に多くなっています。
キャットフードもカツオを使ったものが多いのも、納得できるでしょう。
肉類をメインにしたものでは、タウリンを強化している商品もあります。

 

タウリンの過剰摂取について

タウリンはアミノ酸ですから、過剰摂取しても体への悪影響はないと考えられています。
不足する問題のほうが過剰摂取より大きいため、少し多いぐらいがちょうどいいといえるでしょう。
飼育されている猫は自らタウリンを摂取することはできませんから、飼い主が意識してタウリンを与えるようにします。
不足するようならタウリンのサプリメントを、別途加えることも考えてください。

 

猫には総合栄養食を与えること

キャットフードとL-カルニチン、タウリン

 

キャットフードには嗜好品といえるフードと、総合栄養食といえるフードがあります。
カリカリのドライフードは、ほとんどが総合栄養食です。
パウチ、缶詰などのキャットフードは総合栄養食のものがほとんどなく、嗜好品だと考えておくようにしましょう。
缶詰だけを毎日与えていれば、猫に必要なタウリンが不足している可能性があります。

 

ドッグフードは与えない

犬と一緒に飼われている猫だと、まれにドッグフードを好む場合があります。
しかし、ドッグフードにはタウリンの量が少なく、猫にドッグフードを与え続けると、タウリン欠乏症となってしまうでしょう。
長期間猫にドッグフードを与え続けていれば、猫の健康に重大な問題が出る可能性があります。

 

網膜萎縮

目の網膜にはタウリンが必要で、不足すると網膜が委縮します。
すると視力障碍をおこし、猫の目が回復することはありません。
視力が低下していることは最初に気が付きにくく注意が必要です。
初期ならまだタウリンの摂取で回復はできますが、一度委縮が始まってしまうと、猫の視力は元に戻りません。
最悪の場合は猫の視力が失われ、猫が一人で生きることさえ難しくなってしまうのです。

 

拡張型心筋症

心臓の筋肉が薄くなり、心臓が大きくなってしまう病気です。
筋肉量が低下すると、心臓は正常な鼓動ができなくなり、全身に血液を送り届けることができません。
猫の体は酸欠となってしまい、最悪の場合は命にもかかわります。
一度拡張型心筋症になれば完治は難しく、一生投薬を続けなければなりません。